概要

バーナー症候群とはアメリカンフットボールやラグビー、柔道や相撲など対戦相手との接触により、身体に衝撃がかかるコンタクトスポーツでみられる首に生じる疾患です。重大な後遺症を残すことは少ないですが、受傷を繰り返すことも多い為、その予防が重要となります。
バーナー症候群は、首に加わった衝撃により首が側方に傾き、神経が挟み込まれたり反対側に引っ張られたりすることで症状が現れます。

症状

首から指にかけて電気が走り、焼けつくような痛みや脱力、しびれなどの症状が生じます。症状はほとんどの場合は一過性に生じますが、痛みやしびれが数か月続くこともあります。

治療

一般的には特別な治療は不要で、多くの場合は首の安静のみで症状は改善します。
症状が継続する場合は痛み止めなどの薬物療法に加え装具による首の安静を行い、経過観察をします。症状の軽減に伴い再発予防を目的としたリハビリテーションを行なっていきます。